- 初心者でも迷わず選べる!3つの無料テーマをテーマ開発経験者が本質比較します
- 1. 比較の前提条件(全テーマ共通)
- 2. 先に結論(公平に“横並び”でお伝えします)
- ▼ Cocoon
- ▼ Lightning
- ▼ Integlight
- 3. テーマごとの特徴と“本音の使い心地”
- ◆ Cocoon
- ◆ Lightning
- ◆ Integlight
- 4. 初期UX(初期体験)の比較
- 5. 初期画面の印象の違い
- ◼︎ Cocoon
- ◼︎ Lightning
- ◼︎ Integlight
- 6. どんな人がどれを選ぶべき?(相性チャート)
- ◆ Cocoonが向いている人
- ◆ Lightningが向いている人
- ◆ Integlightが向いている人
- 7. まとめ:テーマ選びは“相性”で決めて大丈夫です
- 8. 補足
初心者でも迷わず選べる!3つの無料テーマをテーマ開発経験者が本質比較します
WordPressのテーマは、初めて選ぶとき本当に迷いますよね。
検索すると「おすすめテーマ○選!」という記事はたくさんありますが、
実際にインストールして触ったときの “初期体験(UX)” まで語っている記事は意外と少ないです。
そこで今回は、
Cocoon/Lightning/Integlight
この3つのテーマを、まっさらな状態から触って 「初期設定〜トップページが整うまで」 の流れを基準に本質比較してみました。
「どれが一番いい?」ではなく、
「どんな人に合うか」 を軸に選べるようにしています。
※尚、比較をしている私はInteglight開発者です。ひいきすることなくフラットな目線で比較します。しかし、Integlightを使い慣れているので多少のバイアスが掛かっている可能性があります。
1. 比較の前提条件(全テーマ共通)
公平に比較するため、どのテーマも以下の条件で操作しています。
- 初期設定からスタート(デフォルトの状態)
- ロゴを設定
- ヘッダー画像を設定
- サイトタイトルを入力
- 記事を1つ投稿
- ホーム画面と投稿画面を確認
つまり、初心者が最初にやる作業だけで、どこまで“形になるのか?” を評価しています。
▼Cocoonの仕上がり(36分26秒で仕上げ)

▼Lightningの仕上がり(31分24秒で仕上げ)

▼Integlightの仕上がり(20分39秒で仕上げ)

2. 先に結論(公平に“横並び”でお伝えします)
テーマごとに向いているユーザーが違うため、優劣ではなく相性で選ぶのが最適です。
▼ Cocoon
→ 高機能でカスタマイズが好きな人に向いています。
▼ Lightning
→ 企業サイトや落ち着いたデザインを作りたい人に向いています。
▼ Integlight
→ 初期の迷いを減らし、ミニマルなブログやシンプルサイトを作りたい人に向いています。
このあと詳しく解説しますね。
3. テーマごとの特徴と“本音の使い心地”
◆ Cocoon
◎ 良いところ
- 無料とは思えないほど機能が豊富
- ブロガー向けの装飾や便利要素が多い
- 解説記事が豊富で、困ったときに調べやすい
△ 惜しいところ
- 設定項目が多く、初期で迷いやすい
- “できることが多い=自分で整える前提”
- 初期画面はシンプルで、完成形にするまでに時間が必要
結論:細かくカスタマイズしたい方に向いているテーマです。
◆ Lightning
◎ 良いところ
- 企業サイトとの相性がとても良い
- カスタマイザーの構成が分かりやすく、操作しやすい
- セクション構成を理解しやすいデザイン
△ 惜しいところ
- 初期画面はシンプルで、足りない要素を自分で追加する必要がある
- 素材や構成を自分で考える前提
- “必要なものを足しながら作る”スタイル
結論:落ち着いた企業サイトやサービスサイトを丁寧に作りたい方に向いています。デザイン力有無がサイトの出来栄えに大きく影響します。
◆ Integlight
◎ 良いところ
- 初期画面がすでにある程度“整って”いる
- ミニマルで文章が主役になる統一感を保ちやすいデザイン
- 高速表示
△ 惜しいところ
- 派手な装飾はほとんど入っていない
- カスタマイズ範囲が広くないため、凝った作り込みをしたい場合は物足りない
結論:デフォルトの整ったデザイン・高速表示を活かし、ブログの内容に集中したい人に向いています。
4. 初期UX(初期体験)の比較
実際に触ってみて、初心者目線で感じた“迷い”や“手間”を表にまとめました。
| 項目 | Cocoon | Lightning | Integlight |
|---|---|---|---|
| 初心者の迷いポイント | 多い | 普通 | 少ない |
| 初期状態のデザインの整い具合 | △ | ○ | ◎ |
| 自由度 | ◎ | ◎ | △ |
| ブログ向き | ◎ | △ | ◎ |
| 企業サイト向き | △ | ◎ | △ |
どのテーマも得意分野が違うことが分かります。
5. 初期画面の印象の違い
ここは特に初心者の継続率に直結するポイントです。
◼︎ Cocoon
→ ブログ一覧がドンと出る“情報型”のホーム画面
→ 慣れないうちは少し圧を感じる人もいます
◼︎ Lightning
→ スッキリしている反面、何もない状態に感じやすい
→ 必要なセクションを自分で足す前提
◼︎ Integlight
→ 最初からある程度のレイアウトになっていて、文章を入れれば成立する“整った状態”
テーマは良し悪しではなく、必要な作業量や好みの違いで選ぶのがポイントです。
6. どんな人がどれを選ぶべき?(相性チャート)
◆ Cocoonが向いている人
- カスタマイズ前提で作りたい
- ブロガー文化に馴染みがある
- 装飾を活かしたい
◆ Lightningが向いている人
- 企業サイトを作りたい
- 設計や構成をきちんと考えたい
- 余白の多いUIが好み
◆ Integlightが向いている人
- 初期設定で迷いたくない。
- ミニマルで整ったデザインが好み。デザインやカスタマイズはしたくない。
- 高速表示を重視
7. まとめ:テーマ選びは“相性”で決めて大丈夫です
WordPressのテーマに“絶対的な最強”はありません。
大事なのは、自分の目的とスタイルに合うかどうかです。
- 機能をたくさん触りたいなら Cocoon
- 落ち着いた企業サイトを作りたいなら Lightning
- シンプルで高速なブログを運用したいなら Integlight
どれを選んでも正解です。
この記事が、テーマ選びの迷いを少しでも減らせていたら嬉しいです。
8. 補足
1点、補足があります。Lightning、InteglightはWordPressの公式ディレクトリに登録されているテーマです。公式ディレクトリに登録されているテーマは自由度に制限がある反面、ブログ運用後に他のテーマ変えても大きく崩れる可能性は低いです。
一方、非公式ディレクトリ登録のテーマは運用開始後にテーマを変えるのはかなり難しいので注意が必要です。尚、Cocoonは公式ディレクトリに登録はされていませんが、広く普及しており、情報が豊富で大体のことはできますので安心して選択できます。
