「記事を公開したのに、いつまで経ってもGoogle検索に出てこない…」これは新規サイト運営者が直面する最も大きな壁です。
3ヶ月等、長期間インデックスが進まない場合、それは単なる「待機期間」ではなく、サイト側に明確な原因がある可能性が非常に高いです。
この問題の解決策は、Google Search Console(通称:サチコ)の「URL検査ツール」を使うことで判明します。本記事では、サチコが示す3つのステータス別に、取るべき具体的な対処法を解説します。
1. 最優先アクション:URL検査で現状を把握する
インデックスされない記事を見つけたら、まずそのURLをサチコの上部検索窓に入れ、「URL検査」を実行してください。サチコは、あなたのサイトの状況を以下の3つのパターンで示します。
2. サチコが示す3つのステータスと解決策
🚨 パターン1:noindex タグにより除外されました(致命的な技術エラー)
これは、「Google検索に載せないでください」という命令をサイト側が発している状態です。この設定を解除しない限り、絶対にインデックスはされません。
| 原因 | 対処法(最優先事項) |
| WordPress設定 | 管理画面の「設定」>「表示設定」で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外す。 |
| プラグイン設定 | Yoast SEOやAll in One SEO Packなどのプラグインで、個別の記事やページにnoindex設定が入っていないか確認し、解除する。 |
| HTMLソース | <meta name=”robots” content=”noindex, follow”> などのタグがHTML内にないか確認し、削除する。 |
【次のアクション】:修正後、再度サチコでURL検査を行い、「インデックス登録をリクエスト」を必ず実行してください。
尚、このような技術的なエラーをGoogleは「Google 検索の技術要件」として公開しています。
⚠️ パターン2:クロール済み – インデックス未登録(品質エラー)
Googleのクローラーはページを見に来ましたが、「検索結果に載せるには質が不十分」と判断して帰ってしまった状態です。技術的な問題ではなく、コンテンツの中身に問題があります。
| 原因 | 対処法(コンテンツの洗練化) |
| コンテンツの質不足 記事の内容が薄い(文字数が少ない)、または情報の独自性・具体性が欠けている。 | 記事をリライトし、情報を充実させる。独自の視点や経験談、図解などを加え、他の競合サイトにはない価値を加える。 |
| サイト内の類似コンテンツ サイト内に内容が酷似したページや、ほぼ同じ情報を扱う複数の記事が存在する。Googleがそれらの価値を評価しきれず、結果としてインデックスを保留している。 | 複数の類似記事がある場合は、最も重要な記事(正規化したい記事)に情報を集約してリライトし、他の類似記事からはその正規記事へ 301リダイレクトを設定するか、内容を大幅に差別化して役割を分担させる |
【次のアクション】:リライト完了後、サチコでURL検査を行い、「インデックス登録をリクエスト」を再度実行して再評価を促す。
クロール済み – インデックス未登録の場合の対策の詳細は👇️
「クロール済み、インデックス未登録」対策|Googleが評価するコンテンツの質と価値を上げる3大戦略
⏳ パターン3:検出 – インデックス未登録(信頼性・クロールバジェット不足)
GoogleはURLの存在自体は知っていますが、「今はまだ見に行く必要はない」とクロールを後回しにしている状態です。新規サイトや、サイト全体の信頼性(ドメインパワー)が低い場合に起こりやすい状況です。
| 原因 | 対処法(サイトの信頼性向上) |
| クロール予算不足 Googleが多忙なため、優先度が低いサイトのクロールをスキップしている。 | 質の高い記事を増やし続け、サイト全体の評価を上げることが本質的な解決策となる。SNS連携や、他のサイトからの被リンクを地道に獲得する。 |
| 信頼性の不足 外部からのリンク(被リンク)が少なく、Googleからの信頼がまだ得られていない。 | 同上 |
【次のアクション】:「パターン1」「パターン2」の対処を完了した後、このステータスの記事も「インデックス登録をリクエスト」を行って、クロールのきっかけを作ってください。ただし、本質は質の向上と待機です。
3. サイトマップは万能薬ではない
「サイトマップを送信すれば全て解決するのでは?」という疑問を持つ方もいますが、サイトマップは地図であり、「道案内」の役割しか果たしません。
| 状況 | サイトマップの効果 |
| noindexタグがある | 無効。地図を渡しても「立入禁止の札」が優先される。 |
| クロール済み – 未登録 | 無効。すでに場所を知っており、品質の問題で拒否しているため。 |
| 検出 – 未登録 | 有効。クローラーに新しいURLを効率的に伝えることができる。 |
サイトマップは、あくまで技術的な問題をクリアした後の「発見を促すツール」として活用しましょう。
4. 記事のまとめと結論
インデックスされない問題は、以下の優先順位で解決することで必ず前進します。
- noindexを解除する (技術的なブロックを取り除く)
- 既存の10記事を洗練化する (品質を高めてGoogleの評価を勝ち取る)
- インデックス登録をリクエストする (Googleに再評価を求める)
このステップを踏むことで、あなたのサイトの評価は必ず向上します。
5. (補足)インデックス登録の問題とステータス概要
Google のページ インデックス登録レポートに表示される主要なステータスは、大きく分けて「未登録」「警告」「インデックスに登録済み」の3つに分類されます。
🛑 未登録(インデックス登録されていない理由)
ページがインデックスに登録されていない状況と、その主な原因です。必ずしもエラーとは限らず、意図的な設定である場合もあります。
| カテゴリ | ステータス | 原因と対処(AIの要約) |
| サーバー側 | サーバーエラー(5xx) | サーバーが 500 レベルのエラーを返しました。サーバーの設定を確認・修正が必要です。 |
| 未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました | ページへのアクセスに認証が必要(401レスポンス)なため、Googlebotがアクセスできません。認証を削除するか、Googlebotからのアクセスを許可する必要があります。 | |
| 見つかりませんでした(404) | ページのリクエスト時に404エラーが返されました。削除済みなら問題ありませんが、移動した場合は 301 リダイレクトを設定します。 | |
| アクセス禁止(403)が原因でブロックされました | Googlebotは認証情報を提供しないため、サーバーが誤って 403 エラーを返しています。ログインなしでのアクセスを承認するか、Googlebotのアクセスを明示的に許可します。 | |
| 他の 4xx の問題が原因で、URL がブロックされました | 上記以外の 4xx エラーです。URL 検査ツールでデバッグが必要です。 | |
| リダイレクト | リダイレクト エラー | チェーンの長さ、ループ、URLの長さ超過、不正/空の URL など、リダイレクト設定に問題があります。Lighthouseなどのデバッグツールで確認・修正が必要です。 |
| サイト設定 | URL が robots.txt によってブロックされています | robots.txt ファイルでクロールがブロックされています。意図的でない場合はrobots.txtを修正します。インデックス登録を確実に防ぐにはnoindexを使用します。 |
| URL に noindex が指定されています | ページにnoindexディレクティブ(タグまたは HTTP ヘッダー)が検出されました。インデックスに登録したい場合は、このディレクティブを削除し、公開 URL 検査テストで確認後、再登録をリクエストします。 | |
| ソフト 404 | 404 HTTP レスポンスコードではなく、ユーザーフレンドリーな「見つかりませんでした」という曖昧なメッセージが返されました。実際の 404 ページには 404 レスポンスコードを返すように修正が推奨されます。 | |
| Google処理 | クロール済み – インデックス未登録 | Google にクロールされましたが、インデックス登録されていません。今後登録される可能性もありますが、再送信は不要です。 |
| 検出 – インデックス未登録 | Google に検出されましたが、クロールが保留されています。通常、サイトへの過負荷を避けるためです。 | |
| 重複/正規化 | 代替ページ(適切な canonical タグあり) | 別のページ(モバイル版など)の代替ページであり、正規ページへのリンクが正しく指定されています。このステータスは対処不要で、Googleの正規化処理が正しく機能していることを示します。 |
| 重複していますが、ユーザーが正規ページとして選択していません | ※ユーザーによる正規ページ指定なし 他のページと重複しており、Google が別のページを正規ページとして選択しました。意図通りであれば問題ありません。 | |
| 重複しています。Google により、ユーザーがマークしたページとは異なるページが正規ページとして選択されました | ※ユーザーによる正規ページ指定あり ユーザーが指定した正規ページと、Googleが選択した正規ページが異なります。コンテンツが十分に異なっているか、指定した正規 URL が適切かを確認します。これはペナルティではなく、Googleの正規化処理の結果であり、意図通りであれば対応は不要です。 | |
| ページにリダイレクトがあります | 非正規 URLであり、別のページにリダイレクトしています。この URL 自体はインデックス登録されません。 |
⚠️ 警告
ページがインデックスに登録される能力が低下する可能性のある問題です。インデックス登録自体は妨げられません。
| ステータス | 原因と対処(AIの要約) |
| robots.txt によりブロックされましたが、インデックスに登録しました | robots.txtでブロックされているにもかかわらず、他の情報(外部からのリンクなど)によりインデックスに登録されました。検索結果のスニペットが制限される可能性があります。検索からブロックしたいなら noindexを使用し、ブロックしたくないなら robots.txtを更新してブロックを解除します。 |
| コンテンツのない状態でページがインデックスに登録されています | インデックス登録されていますが、Google が何らかの理由でコンテンツを読み取れませんでした(クローキング、非対応形式など)。URL 検査ツールで詳細を確認し、コンテンツが正しく読み取れるように修正が必要です。 |
✅ インデックスに登録済み
ページが正常にインデックスに登録されている状態です。
| ステータス | 説明と次のステップ |
| ページはインデックスに登録済みです | ページは正常にインデックスに登録されています。構造化データの問題など、他の問題がないか URL 検査レポートの該当セクションを確認します。 |

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