目次
サイト開設から数ヶ月、データが蓄積されてきた今こそ、感覚ではなく「ロジック」でブログを改善するタイミングです。サーチコンソールの3大指標を整理し、どこから手をつけるべきか解説します。
1. 表示回数(インプレッション)
「どれだけの人に存在を知られるか」の指標です。いわば、あなたのお店の前を通る「通行人の数」を決定します。
- 何が影響して決まるか?
- キーワードの市場規模: 「ブログ」などのビッグワードは需要が大きく、「ブログ テーマ Cocoon」のようなスモールワードは需要が限定されます。
- 掲載順位: 検索結果の1ページ目(10位以内)に入らなければ、実質的に存在しないのと同じであり、表示回数は激減します。
- インデックス状況: Googleがページを認識し、データベースに登録していること。技術的なエラー(noindex設定など)がないことが大前提です。
- 改善する方法は?
- 関連キーワードの追加: 読者が一緒に検索しそうな言葉(サジェスト)を網羅することで、メインキーワード以外からの流入経路(入り口)を広げます。
- 内部リンクの強化: 既存の人気記事から新しい記事へリンクを貼ることで、Googleのクローラーが巡回しやすくなり、露出機会が増えます。
2. 掲載順位(ランキング)
「Googleからどれだけ信頼されているか」の指標です。これは「検索結果のどの位置に表示されるか」という立地条件を左右します。
- 何が影響して決まるか?
- 検索意図の充足: ユーザーが「何を知りたくて検索したか」に対し、過不足なく回答しているか。満足度が低い(すぐ検索画面に戻る)と順位は下がります。
- サイトの専門性・信頼性: 執筆者の背景(例:エンジニアである、実際にブログ運用した等)が重視されます。実体験に基づく「一次情報」の有無が鍵です。
- ユーザー行動データ: よくクリックされ、じっくり読まれている記事は「価値がある」と見なされ、順位が押し上げられます。
- 改善する方法は?
- リライト(追記・修正): 読者が「次に知りたいこと」を先回りして書く。また、古い情報を更新し、情報の鮮度を保つことが評価に繋がります。
- テクニカルSEO: ページの読み込み速度を上げ、モバイルで見やすく整える。プラグイン等を活用し、UX(ユーザー体験)を最大化させます。
3. クリック率(CTR)
「検索結果で選ばれるかどうか」の指標です。競合が並ぶ中で、自分のお店へ客を呼び込む「看板の訴求力」です。
- 何が影響して決まるか?
- タイトルの魅力: 検索画面に並ぶ10〜20個のタイトルの中で、一瞬で「これは自分のための記事だ」と思わせる力です。
- メタディスクリプション: タイトルの補足説明です。ここで疑問の解決策を提示することで、クリックの最後の一押しをします。
- 競合との比較: 上下の記事が「理論」ばかりなら、こちらは「実体験」を強調するなど、相対的な差別化が影響します。
- 改善する方法は?
- タイトルの最適化: 左側に最重要ワードを置き、スマホ検索でも途切れないようにする。また「100万円」などの具体的な数字は強い引きになります。
- ターゲットの明確化: 「ブログ収益を目指す30代夫婦へ」のように、対象を絞る文言を入れることで、自分事化させてクリックを誘発します。
4. 三者の関係性(相関ロジック)
これら3つは、上向きの螺旋構造(エコシステム)を形成しています。
- CTRと順位: CTRが高まると「このページはユーザーに選ばれている」という信号がGoogleに届き、検索順位が押し上げられます。
- 順位と表示回数: 順位が上がる(特に1ページ目の上位)ほど、そのキーワードを検索したほぼ全ての人の目に留まるため、表示回数は指数関数的に増えます。
5. 戦略的優先順位
限られたリソースで最大の結果を出すための、最適化手順です。
- 最優先:順位は高いがCTRが低い記事 一等地に店があるのに看板(タイトル)が悪いだけの状態。看板を掛け替える(書き換える)だけで即座に流入が増えるため、最も投資対効果(ROI)が高いです。
- 次に優先:表示回数は多いが順位が低い記事 世の中の需要(検索量)は大きいのに、まだGoogleに認められていない「原石」です。リライトして順位を1ページ目に入れれば、アクセスが激変します。
- その次:ニッチなキーワードでCTRが高い記事 現状で特定の読者を確実に掴めている「優良店」です。サイト全体の評価が上がった後に、少しずつターゲットを広げて表示回数を増やすフェーズに移ります。
6. 参考情報
掲載順位と CTR(クリック率)の実データ
- 検索順位別 CTR の調査(2025年実測)
- 1位:約39.8%
- 2位:約18.7%
- 3位:約10.2%
- 10位:約1.6%
→ CTR は順位が上がるほど大きく高まる傾向。上位 3 位で全クリックの大半を獲得するというデータもある。inSite(インサイト)
- 別データ(2025年 7 月/8 月)でも同様傾向
- 1 位 CTR は 41.0〜47.4%、2 位で 8.8〜12.1%、3 位は 3.7〜4.4% と大きく低下。
→ ユーザーはトップ位置を強く選好する。プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES+1
- 1 位 CTR は 41.0〜47.4%、2 位で 8.8〜12.1%、3 位は 3.7〜4.4% と大きく低下。
Search Console の基本指標(定義)
- 表示回数:Google 検索結果にページが 表示された回数(クリックせずともカウント)。
- クリック数:実際にユーザーがクリックした回数。
- CTR:クリック数 ÷ 表示回数 × 100。
- 平均掲載順位:検索結果で表示された際の平均順位。
→ これらは Search Console で公式に提供される主要指標です。marketing.itmedia.co.jp
実サイトでの Search Console データ例
あるページの 1 年間データ(実例)
- 合計クリック数:342
- 合計表示回数:47,100
- 平均 CTR:0.7%
- 平均掲載順位:36.5
→ 低い順位帯では CTR が非常に低くなる傾向が確認できる実データ。株式会社リクトのホームページ
追加実データ例(ケーススタディ)
平均掲載順位:43.4
→ 多数のインプレッションがあるものの、平均順位が低いと CTR は抑制される傾向。ahrsumon.com
ある大規模サイト(6 か月)
合計クリック数:74.2M
合計表示回数:1.08B
平均 CTR:5.4%

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